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まちなかの本の森 

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2人の女性の物語 マーガレット・ミッチェルとスカーレット・オハラ


今年に入ってから、鴻巣友季子さんの新訳で
再び注目を集めている小説「風と共に去りぬ」。

今回はヒロイン、スカーレットの結婚や離婚、シングルマザーとして、
また起業家としての生き方など、現代女性との共通点に
強く惹かれたという訳者の新解釈を読むことができます。本当に楽しみです!

さて、「風と共に去りぬ」の著者マーガレット・ミッチェルですが、
1900年にアメリカ、アトランタで生まれています。
10代で社交界にデビューしますが、母メイベルを亡くしてからは、
アトランタ・ジャーナル紙でジャーナリストとして働き始め、
26年間のジャーナリスト人生で
さまざまな論争を巻き起こす記事を書いたと言われます。

その後、小説「風と共に去りぬ」の執筆を始め、36年にはベストセラーに
37年にはピューリッツァー賞を受賞しましたが
48歳の時、不運にも交通事故で亡くなりました。
作家マーガレットの著作は生涯、「風と共に去りぬ」1冊のみだった
というのも驚かされますし、彼女自身の人生は「風と共に去りぬ」のヒロイン、
スカーレット・オハラとの共通点も多いそうです。

また岩波文庫版の訳者、アメリカ文学研究者の荒このみさんによると、
「風と共に去りぬ」は、「黒人を理解しないとアメリカを理解できないが、
そのために最適な書の一つ」だそう。そこには、マーガレットの母も関わった
婦人参政権運動のうねり、62万人もの死者を出したアメリカで
最も重要な出来事の一つ、南北戦争も大きな影響を及ぼしています。
そして、この戦争後も残った「偏見」が後の公民権運動につながり、
現在のアメリカの人種差別問題へも続いているのです。

マーガレット・ミッチェルとスカーレット・オハラ
2人の女性の情熱的な生き方、そしてその裏にある時代背景と
現在も続くさまざまな問題が、
この世界的ベストセラーを生き続けさせています。

図書室でも「風と共に去りぬ」の新訳をはじめ、
関連本を含めた特集を予定しています。
7月中旬からスタートします。楽しみにしていてくださいね。

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