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まちなかの本の森 

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季節が変わって 

図書情報室の窓から差し込む明るい陽射しが、心地よく感じるようになりました。
御射山公園に面した窓際の閲覧席を、利用される方が少し増えたような気がします。
私も、公園の緑と元気に遊ぶ子どもたちが見えるこのスペースが、とても気に入っています。
時間がゆっくり流れている感じがするのです。図書室に来られたら、一度座ってみてください。

さて、9月の図書情報室では、“敬老の日”にちなんで老いをテーマに特集をしています。
そこで10代の本棚からは、お年寄りとのふれあいを描いた作品を一つご紹介します。

『夏の庭 -The Friends-』 湯本 香樹実/著 (YA 13 ユ)

12歳の少年たちの忘れがたい夏を描いた児童文学の名作で
世界十数か国で翻訳出版され、話題を呼んだ作品です。
「死んだ人を見てみたい!」という、子ども特有の好奇心から
3人の少年たちは「もうじき死ぬんじゃないか」と噂されている、
ひとり暮らしのおじいさんを見張りはじめます。
けれども、少年たちに見られていることに気付いたおじいさんは
だんだん元気になっていき…。
孤独なおじいさんとの、ひと夏の交流を通して、少年たちは
大切な何かを確実に感じ取っていきます。
おじいさんの死を目の当りにした少年たちの純真な感性が
何ともやさしく爽やかな物語です。

たとえ立派な経歴のある人でなくても、その人生を誠実に生きたお年寄りから
私たちは、型にはまらず前向きに、精一杯生きることの素晴らしさを
教えていただいているように思うのです。
10代の本棚は、図書室に入ってすぐ右側、コミックのお隣です。
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