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まちなかの本の森 

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「当たり前」を違う視点で見てみると…

みなさん、“女性史”という言葉、聞いたことがありますか?
先日、お亡くなりになった中世女性史研究の先駆者
脇田晴子さんはこう言っています。

「女性史の研究は、現代の女性の低い地位に鑑みて、
原始時代における男女平等社会や、歴史上の女性の地位の高さや力を、
顕彰(明らかにする)しようとする立場から
始まったといっても過言ではない」

例えば、「母性」というのは、”本来、女性に備わっている付加価値、
付加責任”と考えられている言葉。
しかし脇田さんは、「母性はかくあるべし」という建前が
時の支配権力によってどのように作られ
時代によってどのように変遷したのかを
文献史学、民俗学、文化人類学、考古学などの幅広い視角から
分析してこられました。

通説として流布している「当たり前」が「当たり前」ではない、
女性という視点からみた歴史研究の中で、それを示してきた脇田晴子さん。
「母性」だけではなく、「家族」の在り方、「家を守る」という概念も
時代によってさまざまに変わっていくことを教えてくれます。

そして脇田さんのその幅広い研究に通底しているのは、
何より、「過去を知ることで、未来への展望を持つため」という視点。
図書カウンター近くで特集をしています。ぜひご一読を!

没後60年の画家 マリー・ローランサンの特集も開催中です!


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