まちなかの本の森 

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今年の1冊!?


今年、爆発的な人気が出た、というわけではないけれど
新聞書評で取り上げられ、スタッフが気になっていた本たち。
この年末から、「書評でおすすめ 第1弾」としてご紹介しています。
挙げてみると…

●女性の働き方をめぐって、アクションを起こすために
『下層化する女たち 労働と家庭からの排除と貧困』 小杉 礼子 編著
『女性官僚という生き方』 村木 厚子 編
『「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか?』 中野 円佳 著

●定年という“終わり”を迎えた人の不安…。
その先には何があるのだろう
『終わった人』 内館 牧子 著

●望まない才能を授けられてしまった娘の、
家族の“継承”と母娘それぞれの成長を描く
『モッキンバードの娘たち』 海外文学コレクション ショーン・ステュアート 著

●1950年代、NYで大規模開発に異議を唱えた一人の女性、
その都市論を今こそ学ぼう
『常識の天才ジェイン・ジェイコブズ 「死と生」まちづくり物語』 G.ラング 著

●血縁って何だろうと立ち止まらせてくれる
『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』 古泉 智浩 著

●“突然の孫の死”に直面した方にすすめる、壇蜜が選ぶ1冊
『ぼくを探しに』 シルヴンスタイン 作
『ビッグ・オーとの出会い 続ぼくを探しに』 シルヴンスタイン 作

●在日女性詩人の先駆け、宗秋月(そうしゅうげつ)を味わう
『地に舟をこげ Vol.1 在日女性文学』
『地に舟をこげ Vol.4 在日女性文学』

もし気になる本があれば、ぜひ、手に取ってみてください。
年が明けて1月中も開催しています!

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わたしは、”Allyアライ” です!


“アライ”という言葉、聞いたことがあるでしょうか。

ウィキペディアで調べてみると、
アライとは、「LGBTなどの当事者では無いが、LGBTなどの人々が
社会的に不利な立場に置かれていると感じ、ホモフォビア(同性愛、または
同性愛者に対する恐怖感・嫌悪感・拒絶・偏見など否定的な価値観を持つこと)や
ヘテロノーマティビティ(異性愛を標準と捉える価値観)に
対する解消活動や異議の表明を行っている支援者」だそう。
難しいでしょうか?

もう少し噛み砕いてみると、「LGBTを身近な存在として理解し、
味方になることができる人」を指していて、もともとはアライアンス
(Alliance=同盟とか連合、協調という意味)からきているそうです。

ある調査では、日本には13人に1人がLGBTなど性的少数者だと
言われています。あなたの身近にも、私の身近にもきっといるんです。

そこで、この12月からは、まだ出会っていないかもしれないし、
もう出会っているかもしれない、そんな彼ら、彼女たち(この呼び名でいいかしら?)の
味方になれるような特集をします。
自分の「当たり前」が誰かを傷つけているかもしれないとういことを、
感じてみる機会になればいいなと思います。

「男らしさ」と、再び「逃げ恥」!


「男らしさ」「男性学」といった“男性の生き方”を問う書籍や記事を
以前より、目にするようになりましたが、みなさんの周りではどうですか?

そこで、ここ最近の “男性の生き方”を語る書籍のタイトルをずらっと並べてみました。

「男がつらいよ」
「男という名の絶望」
「男子問題の時代?」
「男性問題から見る現代日本社会」
「とまどう男たち」
「不自由な男たち」
「「居場所」のない男、「時間」がない女」

何とも切ないネガティブワードのオンパレードです…。
そしてそこには男性の苦しさと同時に
個々の悩みがあることに気づかされます。

子育て中のパパが、仕事と家庭のバランスに悩む声、
長時間労働を受け入れざるを得ない人、
人間関係に悩み、出口が見つけだせない人
いろいろな年代の男性の生き方、働き方があり、そこには「男らしさ」といった
「ジェンダー」が深く関わっていることを教えてくれます。

ところで先日、このブログでもご紹介したドラマ&コミック「逃げ恥」で
主人公の津崎平匡さん演じる星野源さんが、ラジオでこんなことを話していたそうです。
とっても感激したので、ご紹介します。

第7話のラストで、みくり(女性)と津崎(男性)の距離がぐっと縮まり、
みくりから“深い関係になってもいい”と告白された津崎が、
「無理です」と逃げてしまうというシーン。
これに対し、視聴者から「男だったらこういうとき逃げちゃダメだ」との声が
たくさん寄せられたそうです。

それに対し星野さんは、
「それは『男ならこうすべき、女だったらこうあるべし』という
性別によるレッテル貼りであるし、この物語の登場人物たちは
そういうレッテル貼りにこそ苦しめられているのではないか」と指摘したそうです。
平匡さん、いや、星野さん、よく言ってくれました!!ありがとう!!

男性が男性ゆえ決めつけられて窮屈な思いや生きづらさを感じていることが
よく分かるお話だと思います。
そして、ネガティブに語られる “男性の生き方”も、
実は個々の問題と言うより、性別のイメージと社会の在り方が
密接に関わっていることを示しているなと思います。

上記でご紹介した書籍は、男性の「辛い」「しんどい」気持ちを
否定しないものばかり。むしろ、生き方を縛っている背景を説明し、
少し楽にさせてくれるものばかりです。
男性にも、もちろん女性も、ぜひ読んでみてほしいです。
ウィングス京都 図書情報室でお待ちしています。

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