まちなかの本の森 

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「夫婦別姓」と「選択的夫婦別姓」

「夫婦別姓」をめぐる民法について、12月16日、最高裁判所は
憲法に違反しないと判断、また今後、国会で論じられるべき課題であると示しました。

家族の姓を巡る法律には、国の歴史や文化が反映されていると言われています。
別姓制度を設ける国は多く、夫婦の姓をつなげた「結合姓」を認める国もあります。
しかし法律で同姓を義務づけている国は、世界を見渡しても日本しかなく、
男女平等の観点から見直す国も増えています。

かつてドイツでは、夫婦がどちらかの名字を選び、どちらか決まらない場合は、
夫の名字にするように定められていましたが、女性差別だとして1990年代に
見直されました。また妻が夫の名字にするよう義務づけられていたタイでは、
2005年に法律が改正され別姓が認められ、各地で選択の自由を認める動きが
広がっているそうです。

今回、各社新聞やメディアでは、「選択的夫婦別姓」の議論を取り上げる際、
端的に「夫婦別姓」という文言で取り上げられることが多く、
大事な点が伝わっていないように感じたのは私だけだったのでしょうか。
それは単に「夫婦別姓」と伝えてしまうことで、これまでの夫婦同姓は却下、
夫婦別姓が全員に義務付けられる、そういう法改正につながるという誤解を
生んでしまったのでは?という点。

些末な指摘かもしれないのですが、省略せず、きちんと「選択的夫婦別姓」と
取り上げる必要があったのかもしれません。
なぜなら「選択的夫婦別姓」とは、夫婦ともに同姓が良い二人は同じに、
別姓のままでいたいという二人には別姓を、「選択することができる」ということ
だからです。

今、さまざまな家族の形があります。そして個々人の生き方も多様化しています。
だからこそ、「選択できる」ということが大きなキーワードになってきている
のではないでしょうか。

このニュースに合わせて、図書室でも特集をしています。
一度、のぞいてみてください。

また世界人権デーに合わせて「人権って何だろう? 世界人権デー12月10日」と
絵本特集「もうすぐクリスマス」も開催中です。

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戦争を知らない世代が描く、「戦争」


今、世界中でさまざまな「戦争」が起こっていて
とても他人事とは思えないほどの緊迫感も伝わってきてはいますが
今の日本で暮らす70代の人でさえ
もう「戦争を知らない世代」と呼ばれるようになりました。

そんななか、今30代、40代の表現者が、次々と自分なりの「戦争」を
描き出しています。今回はその特集をご紹介します。

1980年代生まれの漫画家、今日マチ子さんは
「戦争の時代を生きた一人の人間を丁寧に描くことが
私にとっての戦争にあらがう方法」といい、「いちご戦争」「ぱらいそ」
「cocoon」という戦争三部作を描いています。

作家、乃南アサさんは、「8月15日、男たちは負けた。
今度は、女たちの戦が始まる。」(『水曜日の凱歌』)で書き、
中脇初枝さんは、「たくさんの死を見た。空襲で家族を失った。
自分の故郷ではない国で生きていかねばならなかった。
でも、そこにはいつだって、国境を越えた友情があった。」
(『世界の果てのこどもたち』)と書いています。

同じく作家の藤岡陽子さんは、その作品『晴れたらいいね』を書く際に
「戦争は怖くて悲しいイメージで、事実はそうだが、
戦争体験者たちが伝えたいのは、その先の『あなたたちの未来は、
晴れたらいいね』というメッセージなのではないかと考えた」と
インタビューで答えています。

戦争について「よく知らない」、「分からない」という言葉を超えて
今を生きる私たちとどう関係があるのか、
じっくり考えるきっかけを与えてくれる資料を集めました。
上記の資料はすべてウィングス図書情報室で読むことができます。
ぜひ手に取ってみてください。

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