まちなかの本の森 

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大雨の後…

8月16日、激しい雨でした…。午前中だというのに、夕暮れのように暗くなり、
まるで南国のスコールのような雨が、図書情報室の窓にたたきつけられていました。
なんだか不気味だな…そう思っていたら…突然、水が溢れだし、見る見るうちに1階が浸水。
初めての事態に、スタッフもびっくりしてしまいました。
みなさまのご自宅は大丈夫だったでしょうか。

その浸水の影響で、現在、図書情報室は、休室とさせていただいています(8月19日現在)。
当日、ご利用になっていた方、その後、お越しいただいた方、また日頃から
ご愛用くださっている方にもご迷惑をおかけしています。
できるだけ早く復旧できますよう努めています。
開室の予定は、ウィングス京都のHP、FACEBOOK、Twitterでお知らせしています。
電話でのお問い合わせもお受けしています。


さて、閉室中ではありますが、現在、図書情報室でやっている特集をひとつ紹介します。
今月は、アメリカの海洋生物学者で作家のレイチェル・カーソンの著作と
彼女にまつわる資料を展示しています。
レイチェル・カーソンが亡くなって50年、彼女の言葉は、今でも私たちの心に
強く訴えかけてきます。

「…春がきた。沈黙の春だった。いつもだったら(略)
いろんな鳥の鳴き声がひびきわたる。
だが、いまはもの音一つしない。
野原・森・沼地 - みんな黙りこくっている…」

これは、レイチェル・カーソンの著書『沈黙の春』の第一章「明日のための寓話」の一節です。
農薬や殺虫剤などの化学物質による環境汚染が、生態におよぼす影響を指摘し、
人間を含めたすべての生き物が、かけがえのない地球とともに生きていくためには、
何をしなければならないかを鋭く問いかけた本です。

「私たちの住んでいる地球は自分たち人間だけのものではない」 
― この考えから出発する新しい努力を始めなくてはならない

カーソンが『沈黙の春』を書いてから、50年あまりの年月が過ぎてしまいました。
しかし、私たちは未だ舵をきることができず、この言葉は今でも切実です…。

ガンに冒された身体で『沈黙の春』を書き上げたカーソンは、その2年後、
56歳の生涯を閉じます。
その後、出版されたエッセイ『センス・オブ・ワンダー』では、未来を担う
新しい世代への彼女からのメッセージが綴られています。

…もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に
話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない
「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を
授けてほしいとたのむでしょう。…

自然と、そこに生きるすべての生命への深い愛情と畏敬の念。
その思いから語られる言葉だからこそ、年月を経ても色あせることなく、
私たちの心の奥深くに訴える強い力を持つのでしょう。

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