まちなかの本の森 

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ミニブックフェア、やってます!

図書情報室では、毎月入れ替わりで小さなブックフェアをやっています。
8月のフェアは…

★「レイチェル・カーソン没後50周年」
アメリカの海洋生物学者で作家のレイチェル・カーソンが亡くなって、50年が経ちました。レイチェル自身の著作と関連本を集めて展示しています。レイチェルの、印象的な言葉を少しご紹介します。

「人間を超えた存在を認識し、おそれ、驚嘆する感性をはぐくみ強めていくことは、どのような意義があるのでしょうか。(中略)わたしは、そのなかに永続的で意義深い何かがあると信じています。地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生にあきて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとに出あったとしてもかならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じています。」
(『センス・オブ・ワンダー』より)

街の暮らしの中でも、“センス・オブ・ワンダー”を持てば、木々の緑の濃さや白い雲と青い空のコントラストの美しさ、むっとする雨の匂い、いろいろなものに気付くことができますね。
ぜひレイチェル・カーソンの世界を味わってみてください。

★「戦いが遺したもの」
第2次世界大戦の終戦記念日が、8月15日。この日本でも、かつて大きな戦争がありました。
そして現在も、世界のさまざまな場所で、戦いが続き、また新たに起こっています。
「戦争」とはいったい何なのか、戦いが私たちに遺したものは? この夏、手に取っていただきたい本を集めました。

★絵本コーナー「お・ば・け・だぞぉ~」
見たいけど、見たくない?! いろんなおばけが、きみを待っているぞ! 


そして、7月から、人気のあるフェアは引き続いてやっています。

★「怖くて、愉しいお話」がたっぷりの「Mei(冥)」シリーズ
最新刊は、「女の子に読んでもらいたい、こわ~い漫画入門」。装丁は祖父江慎さん(コズフィッシュ)のデザイン、コワかわいいMeiちゃんが漫画に入っちゃいました!図書カウンター横で展示しています。

★「小説で巡るアジアの旅」
これまで図書情報室で長年にわたって収集してきた現代アジアの作家秀作シリーズをご紹介しています。タイ・シンガポール・インドネシア・マレーシア・ネパール・フィリピン・ミャンマー・ベトナム・スリランカ・インド・韓国・イランと数多くのアジアの国々の作家たちのシリーズ。同じ「アジア」でも、一人一人の作家が描き出す物語の世界はどれも独特の世界観を持っています。聞いたことのない作家の名ばかりかもしれませんが、
この機会に、アジアへの旅を小説で体験してみませんか。

涼し~い図書室で、お待ちしています!

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この夏のおすすめ

夏本番!!子どもたちにとっては、待ちに待った夏休みの始まりですね。
“夏休み”この響きが、子どもの頃、どれだけ魅力的だったことでしょう。あの頃の、ワクワクした想いは、今でも鮮明に心に浮かびます。

「10代の棚」コーナーでは、夏休みに読んでいただきたい本としてスウェーデンの児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの特集をしています。リンドグレーンの作品には、きらきらと輝く子どもたちの姿が生き生きと描かれ、子どもたちの生命力にあふれています。おなじみの「長くつ下のピッピ」や「やかまし村の子どもたち」といった作品をはじめ、創作の秘密やリンドクレーンの人生を綴った評伝も展示しています。その中からお薦めは、

『遊んで、遊んで、遊びました ~リンドグレーンからの贈りもの~』
シャスティーン・ユンググレーン著/うらた あつこ訳

 1992年、84歳のリンドグレーンを著者が訪ね、そのインタビューをもとに書かれた評伝です。この本を手に取ると、(もうすっかりおばあちゃんの)リンドグレーンが木登りをしている表紙の写真に、思わず微笑んでしまいます。
 病気の娘のために語って聞かせたお話が『長くつ下のピッピ』だったこと、彼女の子ども時代そのままの『やかまし村』といった、作品誕生のエピソードの数々。そして、意外にも、幸せな子ども時代とは反対につらい日々を過ごした10代、一時期シングルマザーとして必死に悲しみや苦しみを乗り越えていたということ…。
けれども、こうした困難に立ち向かう力となったのは、子どものころの遊んで、遊んで、遊ぶことによって築かれた「心の中のあたたかな世界」であり、そして、この「あたたかな世界」から紡ぎだされたお話たちが、後に、世界中の子どもたちに読まれ、愛されていくこととなったのです。
子どもの遊びが、かけがえのないものだということを、改めて気付かせてくれると同時に、私たち大人が、子どもたちが遊ぶ環境をきちんと整えていかなくてはいけないことを考えさせられます。

子どもたちはもちろん、かつて子どもだった大人の方にも、是非、リンドグレーンの作品を味わっていただきたいなと思います。

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