まちなかの本の森 

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雑誌の棚の上で

「ダ・ヴィンチ」「BRUTUS」「本の雑誌」など、図書情報室に置いている雑誌で「本」の特集が組まれています。
もう年末ということで、今年よかった本を振り返ったり、お正月にゆっくり読むための本を選ぶにもいい時期になったということですね。
ウィングス京都は12月28日(土)まで通常通り開館していますので、お休み前にぜひお立ち寄りください♪

さて、そんな雑誌の棚。
棚の「上」にも、注目の本が並んでいます。

たとえばいま上映中の映画でたいへん話題になっているハンナ・アーレント。
普通に生きている(と思っている)人間にとって、ホロコーストのような大惨事に直接手を下した人間は、何か特別な悪意や異常があって自分からははるか遠いところにいる者なのだ、と思いこんで暮らしています。
しかしそうではない、どこにでもいる「普通」の人が、「考える」ことを放棄し、ただただ命令されるままに行動する・・・人間の悪の実態がそういう「凡庸」なものである、ということを告発した哲学者です。

彼女の「悪」や「暴力」に対する考え方が、DVの根底にあるものを理解する上でとても重要だということで、ウィングスでも『イェルサレムのアイヒマン』はじめ数冊を所蔵しています。
とても難しいのに、結構手に取っていかれるので、ちょっと驚いています。
映画の方も、予告編を見たら、すごく観てみたくなりました。

それと背中合わせに、カナダ・アラスカの文学作品も並べています。
カナダの作家アリス・マンローのノーベル文学賞受賞を記念してみました。

カナダといえば、『侍女の物語』のマーガレット・アトウッドや『灰色の輝ける贈り物』『冬の犬』のアリステア・マクラウドなど、読書好きの人からも評価の高い名手ぞろい。
また隣のアラスカのものでは、ヴェルマ・ウォーリス『ふたりの老女』『掟を破った鳥娘の話』、写真家・星野道夫の『森と氷河と鯨』など、北の別世界を体験させてくれる魅力的な物語が出ています。

以上、12月のおすすめ紹介でした☆

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