まちなかの本の森 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「怖がらなければ何ができる?」 ~『LEAN IN』より~

『LEAN IN』を読みました。今たいへん話題になっている本です。
どの部分を取り上げればいいかわからないぐらい、気づきが満載の1冊でした。
ひとつ取り上げるなら、ということで第1章のタイトルにもなっている「怖がらなければ何ができる?」にしてみました。

これは著者シェリル・サンドバーグ(米フェイスブック社の最高執行責任者)がオフィスに貼っているお気に入りの言葉だそうです。
このエピソードが教えてくれるのは、これだけ重要な地位についていて、影響力があり、パワフルだとされている人にも、怖れの感情があるということです。

私は、そしてきっと他の多くの人も、「怖い」ということでどれだけたくさんの、それも大切なものを諦めているだろうか、と思ったのです。
相手の反応が怖い、批判が怖い、怒られるのが怖い、失敗が怖い、未知のものが怖い、孤独が怖い、~と思われるのが怖い、自分より成功している人が怖い…。

こうした怖さのために、自分が心から望む生き方に必要なものを周りに対して「求めてみる」ことを、はじめから選択肢から外してしまうということが起こります。
特に女性の場合、積極的に前に出ることに対しては、男性よりも強い抵抗を伴います。
その理由のひとつとして、同じ成果をあげても女性であるというだけで嫌われやすいこと・・・これは単なるイメージではなく、ユニークな実験で裏付けられています(第3章「できる女は嫌われる」参照)。
こうしたジェンダーの視点での気づきもいっぱいです。

この本の一番のメッセージは、「一歩踏み出そう」(“Lean in”)です。
ただし著者は、現状を変えるために「無理してでも前に出ろ」とは決して言っていません。
そうではなく、実際に一歩踏み出してみると何が起こるのか――怖れていることが本当に起こるよりは、むしろその一歩のところに、見る価値のある景色が広がっている可能性のほうがずっと大きいということを、自分自身や知り合った人たちの体験による実例で見せてくれているように感じました。
そして、その「一歩」というのは、どんな人にとっても、今その人のいる場所の、目の前の一歩であっていいということ。
今の私を否定するようなメッセージを受け取ることは、最後までありませんでした。
心からお薦めできる1冊です。

スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。