まちなかの本の森 

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読むのが先? 観るのが先? その3

 新しい大河ドラマが始まりましたね。『八重の桜』ご覧になりましたか?
 もうご存知のことと思いますが、後に同志社を創立した新島襄の妻となる会津藩士の娘八重が主人公です。
 この八重さん、戊辰戦争の際には男装して籠城し、洋銃と大砲を操って新政府軍と戦ったという並々ならぬ経歴の持ち主。そして、戦いに敗れたのち京都にやってきて、英語を学び、キリスト教に出会い、新たな人生を切り拓いていく―これだけでも、「八重さんってどんな人だったんだろう」と興味がわいてきます。
 大河ドラマにあわせて、昨年から関連図書の出版ラッシュとなり、ウィングス京都でも、そのうち数冊を備えました。「観てから読む」派の方にも、ぜひ「観る前に読む」をお薦めします。ドラマを全部観てからだと1年後になってしまいますよ~。ドラマは始まったばかりですから!

『小説・新島八重 会津女戦記』 福本武久/著 新潮社 13/フ
『小説・新島八重 新島襄とその妻』 福本武久/著 新潮社 13/フ
『同志社の母 新島八重』 同志社女子大学 新島八重研究会 02/ド
『新島襄と八重』 福本武久/著 原書房 02/フ
『新島八重 愛と闘いの生涯』 吉海直人/著 角川学芸出版 02/ヨ
『新島八重 おんなの戦い』 福本武久/著 角川書店 02/フ
『新島八重ハンサムな女傑の生涯』 同志社同窓会/編 淡交社 02/ニ
『ハンサムウーマン新島八重』 鈴木由紀子/著 NHK出版 02/ス
『山本八重』 楠戸義昭/著 河出書房新社 13/ク

 …実は、このブログの記事をアップする前に、これらの本をカウンター廻りに並べていたら、あっという間に借りられて、全冊貸し出し中…ご容赦ください。ただいま、ご予約承り中です。

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追悼 ベアテ・シロタ・ゴードンさん

 ベアテ・シロタ・ゴードンさんが、2012年12月30日、ニューヨークにて逝去されました。89歳でした。

 1923年に生まれたベアテさんは、5歳の時、国際的なピアニストである父レオ・シロタさん、母オーギュスティンさんとともに来日、15歳までを東京で過しました。39年には留学のため単身渡米、卒業後は戦争情報局やタイム誌でリサーチャーとして働きました。
 日本敗戦後には、GHQ民生局の職員として再来日。そこでGHQ憲法草案制定会議のメンバーに選ばれ、日本国憲法の草案作成に参画、家族生活における個人の尊厳と両性の平等を定めた憲法第24条の草案を執筆しました。
 以降は、ジャパン・ソサエティ等で日本やアジアの優れた芸術家をアメリカに紹介するなどの文化交流活動に尽力されました。

 ベアテさんは憲法草案作成に際し、「憲法にできるだけドラスティックに(思い切った)女性の権利を入れたかった」といい、両性の本質的平等、教育の平等、福祉の分野についても文案を作成しました。2ページにもわたる「女性の権利」の草案は、最終的には短い条文に削られましたが、戦後の女性たちにとって「男女平等」の条文が憲法に記されたことは大きな力になりました。


 ベアテさん、ありがとうございました。私たちに力をくれてありがとう。ご冥福をお祈りします。



【日本国憲法 第24条】
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。



【関連所蔵資料】
『1945年のクリスマス―日本国憲法に「男女平等」を描いた女性の自伝』 ベアテ・シロタ・ゴードン/著 柏書房02/ゴ
『日本の女性へのしあわせのプレゼント』 女性問題研究会/編著 女性問題研究会 05/ジ
『ベアテさんのしあわせのつかみかた』 ベアテ・シロタ・ゴードン/著 毎日新聞社 07/ゴ
『冬の蕾』 樹村みのり/著 労働大学出版センター 25/キ
『憲法に男女平等起草秘話』 土井たか子・B・シロタ・ゴードン/著 岩波書店 25/ド
『ベアテと語る「女性の幸福」と憲法』 ベアテ・シロタ・ゴードン/著 晶文社 25/ド
『みんなの憲法二四条』 福島みずほ/編 明石書店 25/フ
『私は男女平等を憲法に書いた』【VHS】 ドキュメンタリー工房 V/2

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