まちなかの本の森 

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2月のコミック

少しずつですが、コミック、増えております。
というわけで、今月の新着コミックのご紹介です。

おかざき真里『&』(1~4巻)は、『サプリ』の作者の最新作です。

『サプリ』では「会社」が舞台になっていて、20代の主人公は任せられた仕事と、そこでの人間関係を通して成長していく、まっすぐな印象の強い物語でした。

それに対して『&』では、主人公は正社員ではなく、
キーワードを挙げるなら「派遣」「起業」「ダブルワーク」「触る・触られること」「医療」・・・と、
より多様に、複雑になった感じです。
仕事でも恋愛でも、今の若い女性が感じる不安がリアルに描かれていて、先の見えなさは『サプリ』の比ではありません。
まだ完結していないので、ハラハラしながら最後まで追っていきたい作品です。

川原由美子『ななめの音楽』(Ⅰ・Ⅱ巻)は、映画のように淡々と流れていく画面のなかで、
少女たちと飛行機が美しく描かれます。
萩尾望都作品に通じる雰囲気もあり、好きな人にはおすすめです。

2月のコミック

図書室でゆっくりコミック、ご利用お待ちしています。

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『サプリ』をどうぞ。

 先日新しく入ったコミック『サプリ』(おかざき真里 祥伝社 1~10巻)をご紹介します。美しい表紙の全10巻、一気に読んでしまいました。

 主人公・藤井ミナミは広告代理店勤務の27歳。仕事はCM制作。企画に打ちあわせに現場にと、昼も夜もない多忙な生活。仕事漬けの果てに、7年付き合った彼氏と破局するものの、そこから社内外の人々と親しく付き合うようになり、新しい恋や「戦友」と呼べる存在を見出していく物語です。

 この主人公、次から次へ、とにかくよく働き、ペースを緩めることがありません。忙しくなるほど、文句を言うどころか「仕事、ありがとう」と、私生活のモヤモヤをひとまず考えないようにさせてくれる仕事という存在に感謝の気持ちすらおぼえます。

 仕事に溺れるようなところもあって、働き方そのものはあんまり真似できないな、と感じます。でも、そんな「仕事あっての私」をひたむきに生きるミナミが、人をその人の仕事ごと愛していくところは、いいな、と思います。
 恋人が全てを賭けて仕事に向き合おうとする姿勢を理解することも、相手の意思や行動に引きずられずに自分の道を選ぶことも、ミナミの場合、仕事に打ち込む自分自身をよく知っているからできたことであり、また自活できるだけの経済力があるから可能になったことなんだ、と深く納得させられます。
 ああ、「自活」や「自立」ってそういうことか、とこの作品から一つの定義をイメージすることもできるかもしれません。

 同時に、ミナミと恋人の関係を、いいじゃない! と思うのは、「仕事をしている者どうし」として対等に向き合う男女の姿が、特に恋愛・結婚が絡むと、この国ではまだまだ普通ではないと感じているからだろうか、という問いも湧いてくるのですが…。

 「働く女子」の一形態として第一線を張るミナミに、作者はどんな幸せを用意し、またしなかったか、どんな試練を与え、どう乗り越えさせたか、ぜひ最後まで読んで確かめていただきたいな、と思います。厳しくも温かいメッセージを、きっと受け取れますよ。

 コミックならではの部分では、働く女性たちの足首(アキレス腱)の描写に注目。かっこいいです。

コミック入りました!

 お待たせしました。久しぶりのコミックです。
 今回のおすすめ『WOMAN』(戸田誠二)は、女性の生き方を静かに問う短編集。
『なのはな』(萩尾望都)は、フクシマの後、地震、津波、原発事故をテーマに、いち早く作品として世に送り出したという。まるで哲学書を読んでいるかのような一冊です。
また、他にも新タイトルで、『ゴーガイ!岩手チャグチャグ新聞社』(飛鳥あると)、『繕い裁つ人』(池辺葵)が入りました。気持ちよく働く人の姿は、読んでいるだけで力になりますね。

 また、『ONE PIECE(64~66)』、『きのう何食べた?(6)』、『MOON(9)』など、続きを待っていただいていた方! 今なら最新刊まで揃っています。ご来館をお待ちしています!!

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